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さよならありがとう それじゃあね
ゆうゆさんのスリープ・スカイ・ウォークより。







再び小説(激短編)です。
※ラビアレですので耐性の無い方はご注意を。
 ラビがブックマンとして教団を発った後のお話。
 シリアスです。

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あの時、あの瞬間、僕は何を彼に伝えればよかったのだろうか。

あの時、僕に別れを告げた彼はもう傍にいない。

いつも、傍らで僕を見守ってくれていた彼は、もう、どこにもいないのだ。

泣きたかった。縋り付いて、どこにも行かないでと、目の前から消えないでと、叫びたかった。

きっと、彼は困った顔をするだろう。僕の叶いっこない我儘を聞き、そっと頭を撫でるだろう。

そんな彼だから、僕は好きになったのだ。

でも、僕はそんな事を言う勇気なんて持ってなかった。俯いて、涙を堪えてさよならと呟くことしかできなかった。



彼は行ってしまった。もう、どこにいるのかもわからない。もしかしたら死んでいるかも知れないし、僕の近くにいるかも知れない。

優しい彼のことだ、きっと、隣を通り過ぎたとしても自ら声をかける事はないだろう。

あの頃のように、傍にいることはできない。

でも、あの時、最後の別れの時、彼がそっと愛おしそうに僕の頭を撫でてくれた、あの手の感触だけは一生覚えてい
るだろう。




fin.
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[2013/07/25 23:34 ] | Dグレ(腐小説。) | コメント(0) | トラックバック(0)
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